かつらの中でも特殊な事情による医療用かつら

医療用かつら

医療用かつらということで、ある種の特別な役割をするかつらを、他の
かつらと区別して別に販売しているメーカーもあるようですが、厳密に
「医療用かつら」と「一般用かつら」を区別することは普通ありません。

ただ、医療用かつらとして求められることが多いかつらというのはあり、
例えば円形脱毛症にあった「かつら」、抗がん剤などの副作用により
広範囲に脱毛してしまった場合に適した「かつら」などという区別はある
ようです。

また、医療用かつらとして求められることが多いかつらは、他のかつら
に比べてデリケートに作らなければならないことも多く、たとえばアトピー
の皮膚に炎症を起こしにくいタイプの下地や素材を使うなど、かなりその
かつらを使用する方に合わせた仕様にすることも多いようです。

たとえば、

・シリコンを下着に使うことで、ピンやテープなどを必要としないかつら
・CTやMRIなどの撮影時に着脱せずにすむ素材のみでかつらを製作
・円形脱毛症にマッチした特殊形態を実現した医療用かつら
・髪の毛の増減に対応しやすいように設計された柔軟なかつら

そして、「医療用かつら」という名称を使う場合、勘違いしやすいのは

「医療用かつらだから、保険が利くものもあるだろう」

という勘違い。しかし、かつらそのものは厚生労働省の医療器具として
は承認されていないことから、残念ながら保険でその購入費用をまか
なうことはできません。

また、医療用かつらだから、直接保険がきかなくても、当然、医療費
控除はあるだろうとも思われがちですが、残念ながらこれも無いようです。

お粗末な税制ですが、残念ながら現段階では「かつら」とよばれるもの
は全て自己負担になるようです。新たな法律ができ、少なくとも医療用
に使われるものは保険の対象や医療費控除の対象になることを期待し
て待ちましょう。


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